分野横断的な研究データ公開システムに関する論文がData Science Journalに掲載されました(PEDSC)

分野横断的な研究データ公開システムに関する論文がData Science Journalに掲載されました(PEDSC)

2025年2月13日

研究活動で得られた実験データや標本の情報を広く公開・発信することがオープンサイエンスの理念実現へ向けて必要とされています。極域環境データサイエンスセンターや他大学・研究機関で構成されるプロジェクトチームは、多様な分野の研究データを統合データベースとして管理し、一般向けに広く発信するWebサイトAMIDER(Advanced Multidisciplinary Integrated-Database for Exploring new Research)を開発しました。2024年からAMIDERサイトの公開運用を開始しています。そのコンセプトや設計、新たな取り組みに関する報告論文がData Science Journalに掲載されました。現在、AMIDERでは国立極地研究所などの協力により、極域での超高層物理観測(オーロラ等)、大気観測(二酸化炭素濃度等)、生物標本(ペンギン等)、隕石標本などのデータを公開しています。今後は極域科学以外も視野に入れたさらなるデータベース拡充や、新たな公開方法の開発を進めます。

論文情報

  • 論文タイトル:AMIDER: A Multidisciplinary Research Database and Its Application to Promote Open Science
  • 掲載誌:Data Science Journal
  • 著者:M. Kozai, Y. Tanaka, S. Abe, Y. Minamiyama, A. Shinbori, and A. Kadokura
  • DOI:10.5334/dsj-2025-007