極域環境データサイエンスセンター

極域科学データの公開と共同利用を促進し地球環境研究に貢献

極域科学研究コミュニティの南極域、北極域における観測・研究活動により取得された、多分野かつ多種多様な科学データの公開と共同利用を促進し、大学など外部コミュニティとの連携を強化し、極域科学研究におけるデータ活動の中核を担うと共に、地球環境研究に貢献することを目的としています。平成27年度から設置に向けた検討が始まり、平成28年度には「準備室」が設置され、年次計画や実施体制などについての具体的な検討が行われた後、平成29年度に正式に発足しました。

■ 活動内容

南極域、北極域での科学観測・研究活動によって取得された全ての分野のデータについて、処理、解析、保管、共有、公開、共同利用、についての活動支援を行います。


具体的には、以下のような項目のデータ活動を推進することを計画しています。

  • 極域科学分野全体を横断的に俯瞰出来る総合的な仕組み(統合データベース)の構築
  • 既存のデータベースシステム(学術データベース、北極域データアーカイブシステム(ADS)、大学間連携超高層大気全球観測ネットワーク(IUGONET)データベースシステム、など)の充実化と相互運用化の促進
  • 各分野のデータのデータベース化、公開の促進
  • データジャーナル(Polar Data Journal)を通した、データ出版の積極的な推進
  • 国内外のデータ活動コミュニティとの積極的な連携
  • 大学など外部諸機関とのデータサイエンス、共同研究の推進


■ メンバー

 門倉 昭  センター長、教授
 金尾政紀  准教授
 高橋邦夫  准教授
 奥野淳一  助教
 田中良昌  特任准教授
 小財正義  特任研究員

■ 関連データ・データベース