人間・社会システム

世界をリードする「知の循環」システム

他のサブテーマにおいて得られたデータ、並びに世界各地で同様の研究を行っている研究者が集めたデータは、物理的社会およびWeb情報空間を理解する上で特に貴重な情報になります。
我々は、そのようなデータを研究者同士でやりとりし、データの中から新しい知見を見出し、互いの研究をより高めていくことが今日の情報化社会において重要になっていくと考えています。
当然ながら各研究者はインターネットを介してオンラインでデータの取得および操作を行えなければなりません。
我々は、それらのデータを蓄積ししかるべき人へそのデータを提供できる基盤を構築することを目的として研究を進めています。そのためにはネットワークの向こう側にいる利用者を識別する認証技術が不可欠です。

個人認証には、学術分野で構築が進みつつあるフェデレーション、特に日本の学術機関の構成員を統合的に認証する枠組みである学術認証フェデレーション(学認)を利用します。本データ共有基盤においては、単なる個人認証にとどまらず、研究室単位でのデータ利用許可や対象に合わせた匿名化など、より細かなアクセス制御が必要となります。
例えば大学をまたがる共同研究グループなど、より広範囲でより曖昧になりつつあるグループの概念を的確に反映しデータ共有基盤での利用につなげるための技術の開発に取り組んでいます。

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